西洋医術発祥記念像
古賀忠雄:
日本芸術院会員、日展顧問、日本彫塑会理事の彫刻家古賀忠雄は、1903(明治36)2月3日佐賀市に生まれ、県立有田工業図案絵画科を卒業し東京美術学校彫塑科に入学、1930年卒業。
在学中の29年、帝展第10回に「仏心」が初入選、39年文展第3回に「岬の男」で特選を受け、翌年文展無鑑査となる。
この間、東邦彫塑院展に「マドロスの首」を出品し文化奨励賞を受ける。
42年陸軍美術協会展(決戦美術展)に「独立ビルマの像」で朝日新聞社賞を受賞、43年第5回文展出品作「建つ大東亜」で帝国芸術院賞を受ける。
戦後も日展に出品し、48年第4回日展で最初の審査委員をつとめ、「夏の作」(政府買上)を出品する。
54年日展参事、58年評議員、67年理事、68年常任理事、78年顧問となる。
また、64年日本彫塑会委員長、66年日本陶彫会副会長、74年会長に就任。
この間、67年に日本芸術院会員となる。「73年勲三等瑞宝章を受章する。
出品作の他、「森の幻想」(74年、佐賀市森林公園)「日本医学発祥記念像」(同年、大分)、「想」(76年佐賀県総合グランド)などのモニュメントがあり、76年には10米にも及ぶ「現代を見つめる西郷隆盛像」の原型を完成した。
1979年没後、81年4月佐賀県立博物館で回顧展が開催された。
種類 | 美術品 |
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大きさ | H150cm W140cm D80cm |
素材 | 青銅 |
原型作者 | 古賀 忠雄 |
設置場所 | 大分県大分市 遊歩公園(県庁前) |
設置年度 | 1972年 |
作成期間 | 3ヶ月 |