不動明王
不動明王は密教に祭る五大明王の一つ。大日如来が一切の外道悪魔を降伏するために忿怒の相を現したものである。
目を怒らし、両牙を咬み、右手に降魔の利剣を持ち、左手に縛の羂索(けんさく)を執る。
常に火生三昧に往して一切の煩悩の焼く大悲徳を標す。
不動の古像は名作の枚挙にいとまもないが、外に心を動かさず、精神の統一を図るさまは、彫刻一途に来た作者の心境の如実な表現にふさわしい。
軌道を離れて自由に表現、芸術は理外の理とする作者の到達した考えに則して、一気呵成の気迫にあふれた快心の作。
引用:中村傳三郎編 北村彫塑大成
種類 | 信仰 |
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大きさ | H260cm W120cm D100cm |
素材 | 高純度アルミ |
原型作者 | 北村 西望 |
設置場所 | 長崎県南島原市 西望公園 |
設置年度 | 1979年 |
作成期間 | 4ヶ月 |