町田久成館長像

薩摩藩出身で、「博物館の父」ともいわれる町田久成(1838~97)の胸像。東京国立博物館(東京都台東区)に建立された。「久成のことを知ってほしい」と子孫が企画。鹿児島市在住で、文化勲章を受章した彫刻家中村晋也さん当時(90)が制作した。
町田は、現在の鹿児島市石谷町出身。1865年に薩摩藩英国留学生として渡欧し、大英博物館やパリ万国博覧会に感銘を受けた。帰国後は新政府の文化事業にも携わり、82年に国立博物館の初代館長になった。
町田久成の弟で、留学生として共に渡欧した申四郎の孫、町田忠夫さん(80)=福岡市在住=が、他の留学生の子孫らに呼びかけて企画。
また、胸像作成において、発注者の予算が底をついてしまい、大理石で作る台座の費用が足りなくなり、この台座の作成費用約160万円についてクラウドファンディングで資金調達をした経緯がある。
台座正面の碑銘「初代 町田久成館長像」は安倍晋三内閣総理大臣の書

種類 肖像
大きさ H90cm W60cm D40cm
素材 青銅
原型作者 中村 晋也
設置場所 東京都台東区 東京国立博物館
設置年度 2016年11月
作成期間 2ヶ月

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