佐伯宗義像

昭和五十九年二月 富山城址公園に、そして公園の整備事業により呉羽山に移設された。
現在も、年間100万人もの人々が訪れる立山の方向を見つめる宗義像があります。

種類 肖像
大きさ H230cm W110cm
素材 燐青銅
原型作者 晝間 弘
設置場所 富山県富山市 富山城址公園
設置年度 1984年5月
作成期間 4ヶ月

人物ストーリー

立山黒部貫光株式会社の創設者、佐伯宗義が生まれた立山町芦峅寺は、山仰信仰の玄関口として栄えていたが、明治初頭の貫光株式会社の創設者、佐伯宗義が生まれた立山町芦峅寺は、山仰信仰の玄関口として栄えていたが、明治初頭の廃仏毀釈によりかつてのおもかげは全く無くなった。
「芦峅寺を昔の姿に戻したい」「ふるさとの為に何かしたい」と熱く思い、立山を近代的に開発することが自分の使命であると信念を固めた。

「富山県一市街化構想」-県内どこに住んでいても、住んでいる場所から仕事場まで自由に通えるようにしようという構想をかかげ、県内全交通機関の大統合が実現し、富山地方鉄道株式会社を設立。
「国家立体化構想」-交通と観光を整備して地方を発展させ、全国に展開すれば国家の繁栄につながると提唱し、立山開発を進める為、立山開発鉄道株式会社・立山黒部貫光株式会社を設立。

昭和四十一年より、室堂から立山直下を通る立山トンネル・ワンスパンのロープウェイ・全地下式ケーブルカーの大工事を進め、昭和四十六年四月に、すでに完成していた黒四ダム・大町トンネルに次ぎ、幾多の困難を乗り越えた「立山黒部アルペンルート」が完成した。
信念を貫き、山を貫き、立山を世界の山へと飛躍させた生前の偉業の功績を後世に伝える為、日本美術院会員 晝間 弘先生により製作された。

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