銅像制作ポイント 01銅像のタイプを決めましょう

銅像の種類

肖像レリーフ

肖像レリーフとは、頭部から胸部を平面的に浮き彫りにした彫刻です。
額装した室内向けのものから、石碑に取り付ける屋外向けものまで、多岐に渡るサイズと用途があります。
記念碑に取り付ける屋外向けのレリーフは、多くの人物を顕彰する記念館などの展示に利用されています。

胸像Ⅰ型

頭部から胸部をバランス良くまとめた像です。様式的な美しさがあり、周辺との調和が取れる像になります。

胸像Ⅱ型

胸像Ⅰ型を腹部まで伸長した像です。像にボリュームが足されますので、生命感のある重厚な印象になります。

全身像

身体全体を作りますので、生き生きとした像になります。姿勢の変化が可能になりますので、表現の幅が広がります。

銅像の大きさについて

肖像レリーフ

肖像レリーフの大きさは、号数で表します。
油絵の号数とは基準が異なり、縦方向(長辺)長さ4.5cmあたり1号の換算です。縦と横の比率は9:7になり、写真の全紙(切り出し)アスペクトとほぼ同じになります。お顔の高さは、縦方向の約半分になりますが、11号の大きさでほぼ等身大になります。

胸像Ⅰ型 / 胸像Ⅱ型 / 全身像

胸像Ⅰ型や胸像Ⅱ型、全身像などの立体的な肖像は、実際の大きさである10割(等身大)で制作すると予想していたボリュームよりも、やや控え目な印象になります。堂々とした存在感のある像にしたいときは、11割以上の大きさで検討される事をお薦めします。